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公開日:2024年3月27日 更新日:2024年3月27日

生物園のニュースリリースから

 3月3日が「金魚の日」だとご存知でしたか?江戸時代には桃の節句にひな人形と一緒に金魚を飾る風習があったことが制定の理由と聞きました。

 江戸時代の初め頃まで一部の富裕層の娯楽とされていた金魚は、江戸中期以降になると庶民の間にも普及し始め、昭和40年代までは、足立区の綾瀬地域においても養殖が行なわれていたそうです。

 そのような歴史も相まって、生物園の入口付近に水量35トン、水深2.3メートルを誇る国内最大級の金魚の大水槽が設置されてから、ちょうど10年を迎えました。それを記念し、金魚のイラストが入ったトートバックやアクリル製のキーホルダーなどが、新たにオリジナルグッズとして登場しました。

 最近は熱帯魚の方が人気が高いのかもしれませんが、私が子どもの頃には「金魚〜え〜金魚」の声とともに、リヤカーを引いた金魚売りが頻繁に自宅の前を通り過ぎていました。

 金魚は、一般的には飼いやすい観賞魚とされているものの、実は病気にかかりやすく、健康な状態を維持するのは非常に困難だそうです。生物園の飼育係も大水槽の金魚の健康管理には特別の気配りを怠らないとのこと。その甲斐あってか、最近では、一匹一匹の個性までわかるようになってきたといいます。そんな陰の苦労にも思いをはせつつ、ご鑑賞いただけると嬉しいです。

 現在では、年間20万人以上が訪れる区の人気施設となった生物園。地下水の水質調査用に元渕江公園に掘った井戸の余剰水を使ってホタルの飼育を始めたことが平成5年の施設誕生に繋がりました。現在も生物園の敷地内にあるこの井戸の水は、ゲンジボタルの上陸水路やカワニナ(ホタルのえさ)の飼育などに使用されています。

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