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公開日:2024年1月26日 更新日:2024年1月26日

23区合同採用説明会が開催されました

 23区(特別区)の職員はそれぞれの区が独自に採用するわけではなく、23区統一試験を実施し、合格者が各区の面接に進みます。その際、統一試験の成績と希望状況を考慮の上、各区に合格者が提示されます。そこで各区とも一人でも多くの受験者に希望して貰えるよう、知恵を絞ることになります。

 今年も説明会で2回、「足立区の今」について話してきましたが、私の説明の後には、15分ほど質問時間をとるようにしています。今回印象に残ったのは「緊張してしまい、面接の時に思ったような答えが返せない。顔が強張って面接官に良い印象をもってもらえないのではと心配」といった趣旨の質問でした。私も苦労した経験があるからです。

 別に腹を立てているわけでもないのに、「何を不貞腐れているの?」とよく言われました。顔つきのせいか、いつも不機嫌そうな印象を与えてしまうようです。

 説明会での質問には、「経験を積むことで苦手意識を克服できる。自分の弱点をわかっているだけでもすごい」と答えたのですが、面接というと思い出されるのが、警視庁警察官時代、津田塾大学での半年間の英語研修の受講者選抜面接です。真剣に勉強して試験に臨み、それなりの点数をとれた自信はありました。面接官は「これだけできるなら、今さら研修に行くこともないでしょ?」「どうせ結婚したら退職するのでしょ?」と振ってきたのです。

 後で聞いたところでは、「あえて腹の立つような質問をして、それに対してどのように回答するかを見ている」そうですが、腹立たしい気持ちがきっと顔に出ていたと思います。ただ、この経験が警視庁退職後、派遣社員として働いていた当時の面接時には大変役に立ちました。

 たとえ「立て板に水」のように答えられたとしても、言葉に心がこもっているかどうかは、ベテランの面接官ならばきっと見抜くはずです。要は「気持ち」があるかどうかだと。質問してくれた彼が自信を持って、面接に立ち向かってくれるよう祈ります。

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