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公開日:2023年10月27日 更新日:2023年10月27日

特別区競馬組合

 足立区独自の返済不要の給付型奨学金の主な財源は、特別区競馬組合から東京23区への年に一度の分配金です。税金ではありません。簡単に言うと、大井競馬場の「上がり」ということです。

 当区ではこれまでも毎年、育英資金の財源に充当してきました。分配金の金額は競馬の利益次第ということになり、かつては年に数千万円だったこともありましたが、年々増えて、今年度は6億円に。インターネットでの馬券の販売が好調のためと聞きました。

 私は現在、23区の区長で構成される特別区長会の副会長を務めておりますが、区長会の役員がそれぞれ関係団体の役員等を担うことになっており、私はなんと現在、競馬組合の管理者という立場も兼ねているのです。

 「売上」は正式には「売得金」と呼ぶなど、初めて聞く言葉ばかり。財務諸表の勘定科目も特別な科目が多く、いちいち確認しないと読み進められません。ちなみに、インターネットでの馬券の購入は「在宅投票」と呼ぶそうです。

 競馬中継というと、芝生が青々とした競馬場をイメージしませんか?あれは中央競馬の話で、大井をはじめとする地方競馬はダート(直訳すると土ですが、雨の多い日本では水はけの良い砂を使用しているとのこと)。2024年からは3歳馬によるダート三冠競走も始まり、新たなファンの獲得に期待が寄せられているとも聞きました。

 まだ実際に大井競馬場に足を運んだことのない、名ばかりの管理者ではありますが、「赤鉛筆を耳に挟んだ男性が闊歩していたのは昔の話。カップルや、女性だけのグループも多く、雰囲気はかつてと全く変わりました」と競馬組合の担当者。ダートグレード競走という格付けの高いレースでは管理者として表彰を行う大切な役目もあります。直近では11月3日にダート競馬の祭典「JBC競走」が開催され、私の大井デビューの日も間近です。管理者ですから、投票はできません。当然ですが。

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