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公開日:2023年10月18日 更新日:2023年10月18日

「北朝鮮よ、姉横田めぐみを帰せ!」

 足立区では令和3年度に「足立区拉致問題等啓発推進条例」が議員提出議案として全会一致で可決され、それ以降、様々な形で周知のキャンペーンを行なってきました。

 その一環として、10月14日(土曜日)、東京芸術センターの天空劇場にて「北朝鮮よ、姉横田めぐみを帰せ!」と題した講演会を開催しました。

 講師は、1977年に北朝鮮当局により拉致された横田めぐみさんの弟で、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の三代目代表・横田拓也さん。

 横田拓也さんは、「拉致を我が事として捉えて欲しい」と繰り返し訴えられ、拉致された当日の具体的状況や、家族の葛藤等、事細かにお話しくださいました。

 拉致が実行されてから既に40年以上が経過しています。「拉致って何?」「横田めぐみさんって誰?」という世代が増えているなか、最も恐れるべきことは「風化」です。横田拓也さんは、「だからこそ、学校現場で現在進行形の人権侵害であることをしっかりと子どもたちに教えて欲しい」とおっしゃっていました。

 1985年に発覚した、拉致の実行犯が西新井に定住し、スパイ活動を行なっていたという、いわゆる「西新井事件」をご存じでしょうか。戦前戦後の話ではありません。横田めぐみさんは現在59歳で、私と近い世代。拉致された当時は中学1年生でした。誰が被害者になってもおかしくない状況だったのです。

 一人でも多くの方に、事実を知り、「解決しよう」という思いを共有していただきたいと思います。

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