足立の風景資産を募集します

　「風景資産」とは聞きなれない言葉ですが、一言で言えば「自分が大好きな足立の風景」です。印象的な街並み、自然豊かな景色、人が活動している様子など、足立の「今」を切り取った場面と考えてください。

　「この風景は次世代にも残したいな」と思っても、例えば持ち主が変われば、取り壊されてしまう建物があるように、永遠に不滅とはいきません。だからこそ、この瞬間の風景を記録として残すことが大切なのだと思います。また、「自分の好きな風景って何だろう」と考えることで、街の景観に思いを馳せるきっかけにもなるのではないでしょうか。

　私は荒川河川敷の広い空や、西に沈む太陽が足立の原風景と感じながら成長してきましたが、同じ区内で育っても、住んでいる場所が違えば、自ずと刷り込まれてきた景色や匂いは異なるでしょう。どんどん数が少なくなる電話ボックスや郵便ポスト、商店の古い看板や街路灯等も、印象的な風景資産と言えそうです。

　お気に入りの風景の募集に合わせて区内を歩くワークショップも開催します。千住・六木・新田という異なる魅力を持った3つの地域をピックアップしました。詳しくは区ホームページ等でご確認ください。