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公開日:2023年9月6日 更新日:2023年9月6日

千住のまちを飾る地口行灯(じぐちあんどん)

 旧日光街道沿い(千住一丁目から五丁目)の商店街のご協力により、9月1日から100基の「地口行灯」が店先に並んでいます(9月17日まで)。午後6時頃からは実際に明かりも灯ります。

 そもそも「地口」とは何かですが、以前私は勝手に「家屋の入口」と思い込んでいました。ですから「地口行灯」とは玄関口にある行灯だとばかり。ところが「地口」とは、「世間でよく使われる『ことわざ』や『成句(せいく)』などに発音が似通った語句を当てて作りかえる言葉遊びのことで、例えば『下戸(げこ)に御飯』(猫に小判)などの類」との本来の意味をネットで知って、消え入りたいような気分になったことを覚えています。

 千住では江戸時代からお祭りなどの際に、神社の参道や民家の軒先に飾られ、夜には明かりが灯ったそうです。地口行灯の多くは今も千住に残る絵馬屋さんが書いています。現在8代目とのことですが、今のところ後継者がおられないそうで、地域の方と継承を模索しているとのこと。

 また、地元町会が実施する板垣通り辺り(宿場町通りから中央図書館への道)の行灯も、風情があってお勧めです。地口を読んで「クスッ」と笑いながら、ゆっくり散歩といきましょう。

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