公開日：2023年8月2日　更新日：2023年8月2日

中学1年生の夏季勉強合宿が始まりました

　足立区では、小学校時代の学習のつまずきを解消するため、数学に的をしぼって中学1年生の夏休み期間に鋸南町で宿泊型の勉強合宿を行っています。今年度からは、一部中学校で通学型の集中授業もモデル実施しています。

　実施状況を確認するために私がお邪魔した学校では、1クラスおよそ10人の生徒に対し、小・中学校の教員が5人程度、つきっきりで指導していました。

　この日は「割合」の授業が行われており、「20リットルの20％は何リットルですか？」の問いには簡単に答えが出せる生徒も、「4リットルは20リットルの何％ですか？」や「4リットルが20％に当たる水の体積は何リットルですか？」の問いには苦労している様子が見受けられました。学力調査でも、普段解いている問題と聞き方が変わっただけで正答率が低くなりがちと聞きました。

　授業の冒頭で教員がミニ講義。その後、生徒各自がタブレットを開いて関連問題を解いていきます。教員は教室内のどの生徒が何問目まで進んでいて、正答率はどのくらいか等を教員用のタブレットで確認できます。タブレット用の教材は、教育委員会がレベル別に用意しました。

　この学校では、1日3時間、6日間実施とのこと。日頃自習の習慣が身についていない生徒には、かなりハードな6日間になりそうですが、ぜひこの機会に自信をつけて、夏休み明けに臨んでもらいたいです。

　一方、鋸南町での宿泊合宿は8月22日から2泊3日、生徒38人参加で始まります。

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