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公開日:2023年7月18日 更新日:2023年7月18日

花畑遺跡出土品が文化財登録へ

 伊興遺跡は知っていましたが、花畑遺跡の存在は今回担当から本件に関する報告を受ける中で初めて知りました。

 場所は花畑五丁目の文教大学 東京あだちキャンパスの敷地の一部から水神橋あたりです。弥生時代から江戸時代にかけての複合遺跡で、出土品から古墳時代に隆盛を極めたと考えられています。

 平成25年(2013年)に行われたマンション建設計画に伴う発掘調査の際、この遺跡から朝鮮半島系の土器が出土しました。そして土器の原材料の土である「胎土(たいど)」を分析したところ、日本で製作された土器とは違う成分が確認され、朝鮮半島から持ち込まれたものであったことが明らかになったのです。

 軟質土器の出土は都内初となる非常に珍しい事例であることから、足立区文化財の登録手続きに入ることになりました。

 この土器は、朝鮮半島の三国時代(高句麗・百済・新羅)に渡来人によって持ち込まれたと考えられるそうです。この三国の名前は歴史の授業で暗記して記憶にある方も多いのではないでしょうか?韓国ドラマでも、よく取り上げられる時代ですし。その当時、半島から足立区を訪れた人がいた可能性があるとは、ロマンですね。

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