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公開日:2023年7月13日 更新日:2023年7月13日
豪雨の際、荒川の水位を80cm下げ、洪水を防ぐ効果が期待される「荒川第二・三調節池(埼玉県さいたま市・川越市・上尾市)」。全てが完成するのは令和12年度を予定していますが、現在、第二調節池のうち、下流部に位置する約3分の1について、令和8年の出水期(6月頃)前までの完成を目指して、順調に工事が進んでいます。先日、沿川3区の区長とともに、その現場に伺って来ました。
川の水を溜める「池」になる部分は、水田や運動場等として活用されている土地です。荒川の水位が一定以上になった時に、周りの堤(今これを建設しているわけです)より少し低くなった「越流堤(えつりゅうてい)」から調節池へと水を引きこみ、水位が十分下がった後に、排水門から水を川に戻すのです。
現場で大変驚いたのが、DXの進み具合です。例えば、土盛りをしていくと地盤が軟弱なため土が沈下するのですが、その様子はGPSを活用し24時間測定しているとのこと。人がいちいち測定する必要はないのです。
またブルドーザーには自動制御システムが導入され、あらかじめ位置情報等を入力しておくことで、不必要な動きをしないようになっていると聞きました。運転者の経験に頼らずとも、合理的に作業が進むとのことでした。
もう一つ。現場の方のヘルメットについていた「オニヤンマ」のフィギュア。「ハチやアブよけに効果があるので、会社から全員に配られています」とのこと。虫が苦手な私には朗報でした。
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