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公開日:2023年6月20日 更新日:2023年6月20日

千住宿が開宿400年

 寛永2年(1625年)に誕生した千住宿は、令和7年(2025年)に開宿400年という大きな節目を迎えることになります。

 千住宿は、江戸と東照宮を結ぶ「将軍家の参道」として整備された日光街道最初の宿場。天保15年(1844年)の人口は9,956人で、その大きさは江戸四宿の中でも群を抜いていました。

 千住大橋の架橋により、陸運と水運の結節点となったことが、繁栄の大きなポイントとなりました。また、荒川(今の隅田川)は、上潮により、下流から上流へと遡ることも可能だったため、単に下流に下るだけの川とは異なる利点があったことも見逃せません。

 そうした繁栄が、町衆たちの経済を支え、その経済力が美術や文化のパトロンとして重要な役割を果たすことになったのです。その証拠に、上層町人は名字帯刀が許されていました。

 その分厚い千住の文化が、区制80周年を契機に実施した文化遺産調査により明らかになり、その内容は権威のある美術雑誌『國華』にも特集されたほどです。

 現在は大学を中心に、若者が闊歩する街へと変貌を遂げましたが、時代は移っても足立の「顔」であることに変わりはありません。

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