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公開日:2023年6月1日 更新日:2023年6月1日

6月4日から10日は「歯と口の健康週間」

 区の成人歯科健診の結果、4mm以上の歯周ポケットを持つ区民の割合は、20歳で23.6%、50歳になると46.7%と、年齢が高くなるにつれて増加傾向にあることが分かっています。

 歯周ポケットとは、プラークという細菌のかたまりにより、歯ぐきが炎症を起こしてできる歯と歯ぐきの間の溝のこと。健康な歯ぐきの場合は1~2mm程度の深さです。

 歯周病菌はこの歯周ポケットから血管内に入り、糖尿病や心筋梗塞、認知症など、全身の健康に影響すると言われています。「たかが歯ぐきの腫れ」と軽くみていると大変なことに。

 軽度の歯肉炎は10代後半から増え始め、痛みがほとんどない慢性炎症なので、最悪歯が抜ける頃にやっと事の重大さに気付く方も多いといいます。

 「若い頃からの定期的な歯科健診と丁寧な歯磨きを心がけて欲しい」と担当歯科衛生士は言います。区の成人歯科健診は、20歳から70歳まで、5歳刻みの年齢の方に6月上旬ごろ受診券をお送りします。この他、76歳・80歳の方には、後期高齢者歯科健診の受診券を9月上旬ごろお送りします。ぜひご活用ください。

 歯科受診は「痛みが出てから」という方も多いのではないでしょうか?歯を失ったり、歯周病菌が全身に広がったりしてからでは後の祭り。しっかり噛むことは認知症予防にも効果的で、健康寿命の延伸につながります。まさに「手に入れよう 長生きチケット 歯みがきで(令和5年度 歯と口の健康週間標語)」。

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