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公開日:2023年4月25日 更新日:2023年4月25日
まるでテレビの人気番組のようになってしまいましたが…。
現在、大規模改修に伴い休館中の郷土博物館。この機をとらえ文化遺産調査の一環として、館所蔵の浮世絵1,162点のうち、700点について改めて鑑定評価をしたところ、備品登録価格(基本的に収蔵時の評価額)の2倍にあたる、1億6,000万円という鑑定結果が出たと聞き、ビックリしました。
特に大化けしたのは、昭和63年時点で6万円という評価だった歌川国芳作の「竹沢藤次 独楽の化物」。新評価額は何と当時の200倍にあたる1,200万円!
郷土博物館の所蔵品として唯一パリの浮世絵展に出展した作品で、現在国内外で数点が確認されていますが、館の所蔵品は摺(すり)と状態が良いため、高評価となったそうです。
浮世絵そのものの人気が高まっているうえ、特に近年国芳の人気が上昇中なのも、驚きの評価結果の背景にあるとのこと。
郷土博物館ではこの結果を受けて、備品登録価格の変更を行います。美術品の価値は必ずしも金額だけで決まるものではないとはいえ、区民共通の資産という意味からすれば、ありがたい結果といえるのでは?
※現在、郷土博物館は休館中のため収蔵品の閲覧はできません。
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