公開日：2023年3月20日　更新日：2023年3月20日

23区トップを走る、足立のオンライン申請

　最近よく耳にするDX（デジタルトランスフォーメーション）とは、ビジネスモデルや業務プロセス、組織体制等をICT技術により変革し、新たな価値を生み出すことを意味します。当区では、令和3年度から民間企業出身者を「ICT戦略推進担当課長」に登用し、「行かない・書かない・待たせない」をコンセプトに、オンライン申請等、区民サービスのICT化・デジタル化を進めてきました。

　例えば、保育施設の入所申し込み。昨年度からオンライン申請を導入し、今年度は61％（昨年度は22％）の方にご利用いただきました。この数字は23区で断トツです。21時から22時の利用が最も多く、区役所の開庁時間を気にせず利用できるのが人気の秘訣かと。

　また、オンラインで受け付けたデータは、コンピューターが24時間自動的に定型の入力作業（RPA）を行います。こうしたICT技術により、職員の作業を577時間削減できた計算です。

　これに加え、令和5年の秋ごろから新たな窓口サービスを導入します。例えば、住民票の写しを申請する際、スマホなどから申請情報を入力し、QRコードを作成、これを区役所の読み取り機にかざすと申請書が発行されるという仕組みです。申請書を手書きする手間が省けます。

　また、読み取り機にマイナンバーカードを差し込むだけで、申請に必要な氏名・住所・生年月日の3情報を印字した申請書が印刷される仕組みも導入します。一度に複数の申請書に印字できるため、同じことを繰り返し記載する手間が省けるのです。
　
　当初は転入・転出手続き、各種証明書の交付に導入予定で、順次追加していきます。

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