公開日：2023年3月3日　更新日：2023年3月3日

イトーヨーカドー・とくし丸100号達成

　この2・3年、「周囲に高齢者が多く、日常の買物に困っている。助けて欲しい」という地域からのお声が急に増えたように感じます。実際に現地に行ってみると、近いとは言えないものの、遠いとも言えない距離でコンビニやスーパーは営業しています。ただ、高齢者はそこまでも買物に行くことができないのです。

　そのような方々をお手伝いしているのが、全国で移動スーパー事業を展開する「株式会社とくし丸」さんです。スーパーと連携し、店舗で取り扱っている商品を専用車両に積み込み、街中で販売。現在、全国で約1,100台が運行しているそうです。この度、イトーヨーカドーさんと組んで運行する車が、ちょうど100台になったタイミングで、記念のセレモニーが行われました。

　品物を手に入れるには「宅配」という手段もありますが、「品物が並んでいる中から、目で見て選んで買いたい」というご要望が必ず出ます。そのため、販売するお宅や範囲が決まった段階で、地域や個人の要望を取り入れて、お客様のもとに向かいます。

　高齢者を狙った凶悪犯罪が起こった直後なので、一軒一軒御用聞きに回る販売形態は敬遠されるとも聞きました。こうした風潮に「本当にお困りの方にサービスが届かなくなるのでは？」と「とくし丸」の新宮社長。区としても、地域包括支援センターや絆のあんしん協力機関なども巻き込み、買い物に不便を感じている方に対する新しい支援を考えてみます。

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