公開日：2023年3月1日　更新日：2023年3月1日

居住者に寄り添った自治会運営

　毎月発行の地域学習センターのミニコミ紙を読んでいると、各センターそれぞれが工夫して取り組んでいる講座や、町会・自治会の特色ある活動など、新鮮な発見があります。

　今回は梅田八丁目アパート自治会さんの丁寧かつ的確な活動に脱帽でした。

　一つは無断駐車対策。誰でも自由に出入りができるため、無断駐車が多発していたそうです。防犯カメラはコスト面から設置を見送り、その代わりに駐車スペースに自作の掲示物を張り出し、居住者への駐車ルールの周知に努めたところ、状況が改善し、駐車の際に、車のフロントガラスに駐車理由を掲示する人が増えたそうです。

　また自転車の無断駐輪対策としては、居住者の自転車であることを示すため、号棟毎に色違いのシールを作成。シールを貼っていない自転車がある場合には、回覧板でお知らせし、申し出がない場合には撤去するようにしたところ、こちらも効果テキメンとのこと。

　高齢者が多いため訪問ヘルパーさんの出入りも多いそうですが、訪問がごみの回収時間に間に合わないため、ヘルパー専用のごみ回収BOXを用意して、ヘルパーさんに大変喜ばれているとか。

　また、居住者の同意を得た上で、西新井警察の巡回や交番新聞の配布、通院している病院の連絡先を地域包括支援センターに提供するなど、いざという時に備えているとも。

　町会・自治会の加入率が10％台の地域も出てきました。「加入にどんなメリットがあるのですか？」との質問も増えているようですが、災害時も含め、いざという時の安心を支える、目には見えなくとも、確かな力を発揮してくださっている事実を、ぜひご理解いただきたいと思います。

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