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公開日:2023年2月10日 更新日:2023年2月10日

鉄橋の架替工事が本格的に始まります

 上野と成田を結ぶ「京成本線」の荒川橋梁架替事業(国施工)の起工式が2月4日、葛飾区堀切の荒川河川敷で開催されました。

 高度経済成長期の過剰な地下水汲み上げ等を原因とした地盤沈下により、これまで荒川沿いの堤防はかさ上げを行なってきましたが、唯一工事ができなかったのが、荒川橋梁。高くなった周りの堤防の中に沈むような形で橋が架かっています。周辺との高さの差は約3.7mで、2019年の台風第19号の際は、川の水が橋桁の下、1.2mにまで達したことは記憶に新しく、荒川沿川最大のウィークポイントといえます。

 今回の工事は、京成関屋駅から堀切菖蒲園駅の約1.5kmの区間で実施。まず、周辺の堤防の高さに合わせて新しい橋を架けます。その後、古い橋から新しい橋に線路を切り替えてから、古い橋を撤去し、堤防の高さを周辺堤防と同じ高さまでかさ上げする予定です。

 完成まで約16年間を要する難工事。また橋の位置を北側に15mほど移動させるため、葛飾区側にも足立区側にも、立ち退かざるを得ないご家庭が出てきます。大勢の皆様のご理解とご協力でようやく工事着工に漕ぎ着けたわけですから、無事故で、予定通りに進行することを心から願うばかりです。

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