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公開日:2022年5月17日 更新日:2022年5月17日

改良型防鳥ネット試験中

 新聞では「都心のカラスが減った」としきりにいっていますが、足立区ではそのような実感は全くありません。これまで荒らされたことのないごみの集積所に被害が出ているからです。

 カラス対策の要諦は一にも二にも、餌となる食べ物を与えないことだと聞いています。新たに担当となった職員は、街中のカラスの活動をつぶさに観察するようになったといいます。「敵もさるもの。一羽がネットをクチバシで持ち上げて、もう一羽がごみ袋をつまみ出す連携プレーを繰り広げている」そうです。

 当区では平成29年度から「とりコン」と名付けた強化ネット素材の折りたたみ式ケースを投入し、効果を上げてきました。しかし設置には一定の広さが必要なうえ、収集日に責任を持って出し入れしていただける集積所に限って貸し出しているため、どこでも、というわけにはいきません。

 そこで新しく担当者が工夫したのが、一部の集積所で試験的にご使用いただいている重りのついた改良型防鳥ネットです。カラスは羽に何かが触れるのを嫌がる性質があるとのことで、ネットの中心にごみを置き、ネットの周囲部分を地面に広げて使います。通常のネットよりも重いため、使用を敬遠されることもあるそうなので、皆様の声を聞きながら、今後さらに改良を重ねてまいります。

 5月に入り、被害が本格化する時期になりました。朝の出勤や通学時、ごみが散らかった道を行くのは気持ちが滅入るものです。被害が頻発する箇所はお手数ですが足立清掃事務所(03-3853-2141)までお知らせください。

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