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公開日:2022年2月10日 更新日:2022年2月10日

アナログでもいざというとき力を発揮するのです

 2月10日号の「あだち広報」に「町会・自治会の掲示板について、緊急時の有効活用を模索している」と書きました。私の頭にあったのは東日本大震災の際に発動された計画停電時の活用でした。主に区の西側が計画停電に見舞われたのですが、電気が止まる日時の発表が停電の直前で、しかも東京電力のホームページでチェックしないとわからない状態でした。医療機関や冷蔵が必要な生ものを扱う商店など、事前に備えたくとも備えられない、憂慮する事態が起こったのです。

 区としても東京電力に直接申し入れをしましたが、当時の対応は「当社でも直前でないとわからない」というもの。11年前のことですから、スマホやパソコンの普及も今とは段違いです。そこで地域へいち早く情報提供するために活用したのが地域の掲示板への「張り紙」でした。

 ふだん区が掲示をお願いするチラシは、その都度貼り出すところもあれば、月ごとにまとめて掲示するところもあるため、緊急性を要するものは、特別な対応が必要です。また現在、区内における町会・自治会の掲示板数は5179基ですが、設置場所を把握しているものは補助金を交付して設置した約800基のみ。掲示板の有効活用を検討するため、まずは、緊急性の高い内容の掲示に適した、目立つ場所や人通りの多い場所にある掲示板を特定するところから始めるつもりです。

 最近は、チラシの頭をそろえて貼ってくださる等、見やすさにも心を砕いてくださる方々が増えています。意外に見落としがちですが、とてもうれしい心遣いです。

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