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公開日:2022年2月8日 更新日:2022年2月8日

技能五輪全国大会で優勝!

 原則23歳以下の国内青年技能者を対象に開催された「第59回技能五輪全国大会」の左官部門と建築大工部門で、足立区ゆかりのお二人が優勝、つまり金メダルを獲得されました。

 お一人は区内左官工事会社にお勤めの矢野啓人さん。大会出場に向けて普段現場では経験しない「置き引き」(鉄板などで型を作り、石膏を直線や曲線に盛り上げたところに、型を引き模様を作成する技法)や、漆喰壁の仕上げ作業の練習に力を注いだそうです。大会前は現場に出ず、練習時間をつくってもらえた会社の協力に感謝されています。

 もうお一人は区内在住で、区内の建設会社にお勤めの関根祥智(よしのり)さん。予め課せられた競技課題「多面体小屋組」(日本の家屋の屋根ではめったに使われることはない競技用に課せられた複雑な屋根裏の骨組み)を、強化訓練中に最多の22個を製作した実績と、見事な集中力で、全国58名の参加者の中から金賞を射止めました。

 ドイツのマイスター制度などと比べて、日本では技術者の能力が評価される機会や制度が乏しいと聞きます。そうした中で、この度の受賞には大きな意味を感じます。若い職人さんが腕を磨き、それが公の場で正しく評価されることで、技術で人生を切り開いていくことに、あこがれを抱く後輩たちの出現を、大いに期待したいと思います。

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