公開日：2021年8月20日　更新日：2021年8月20日

中三の夏休み、タブレットを持ち帰り

　全児童・生徒一人一台のタブレット配付の完了は9月16日。既に配付が終わった中学校では、受験を控えた3年生全員が夏休み中の自宅持ち帰りを行っています。夏休み明けにアンケートを取り、活用の実績を確認し、今後の活用の一助とする考えです。

　持ち帰りにあたり、課題を与えた学校が28校、必要に応じて活用をとした学校が7校でした。課題は、「インターネットを使った調べ学習とレポート作成」「オンラインによる学校（高校）説明会への参加と見学報告書の作成」「オンライン学活の実施」等です。「必要に応じて」は自由度が高い分、既に使いこなせることが前提となるような気がします。結局「蓋を開けずに放置」という生徒も出るのではと、少々不安です。

　「区民の声」に「グーグルマップへのアクセスが遮断されている。これで大丈夫か？」というご意見をいただきました。教育委員会は「グーグルマップのクチコミ欄から児童・生徒への負の影響が懸念される」との考えで、現在はアクセスに制限を設けているということです。また一部の保護者からは「これまで携帯電話すら与えないで、インターネットは使わせないようにしてきた。持ち帰りは困る」とのお声もあったと聞きます。

　一人一台の取り組みはスタート地点に立ったばかりです。健康面への影響も含め、賛否両論おありかと思いますが、高校へ進学するにしても、社会に出るにしても、令和の世の中、機器を使いこなせる知識（技術）は必要不可欠だと思います。たくましく生き抜く力の一つとして、基礎基本が身に付くよう準備していきます。

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