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公開日:2021年7月2日 更新日:2021年7月2日

基準は、北千住

「0km」を示すオブジェ

「0km」を示すオブジェ

 「下町の変遷見守り90年」との大見出しで、東武鉄道浅草駅(当初は浅草雷門駅といったそうです)が、開業90年を迎えるとの新聞記事を読みました。

 東武鉄道は、1931年の浅草駅開業から遡ること32年の1899年(明治32年)、北千住駅から久喜駅間が開通し、その歴史がスタートしたそうです。これは、先日読んだ梅田地域学習センターの情報誌で初めて知りました。

 東武鉄道では、運行が開始された北千住駅を「キロ程」の基準としており、現在でも、北千住駅1階ホームの中央付近の床と線路の向こう側に、「0km」を示すオブジェや白い杭「ゼロキロポスト」があります。

 開通当初は、北千住駅の次は西新井駅(現在では4つ目)。線路は、北千住駅から一直線に西新井駅へと延びていたそうです。今は「第九中学校」の斜め前にある二股の角に、「東武鉄道 旧路線跡」の石碑が立っているのみで、当時の名残は全く感じられません。

 エリアデザイン地域を中心に、現在足立の街は大きく変貌しつつあります。たとえば竹ノ塚駅周辺では、そのうちに「ここには昔ね、大きな踏切があってね。1時間のうちにほんの数分しか遮断機(これもそのうち死語になるかも)が上がらなかったのよ」などと話しても、「信じられない~」というような会話が交わされる時が来るのかもしれません。当然「踏切ってなあに?」という世代も現れるでしょうし。

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