公開日：2021年5月24日　更新日：2021年5月24日

高齢者ワクチン接種7月終了に向けて

　国や東京都から新型コロナウイルスの高齢者へのワクチン接種について、7月中に終了するよう強く求められています。足立区の集団接種では8月以降も一定数の予約が入っているため、国や都からは、「なぜ足立区は７月中に高齢者のワクチン接種が終了しないのか？」と問われていますが、「終了しない」と決まったわけではありません。終了するためにはいくつかのハードルがあるのです。それを超えられる見通しが立たない段階で「終了」と言い切ってしまうのは無責任と考えて、5月24日現在「終了する」と断言してはいません。

　足立区では、176,070人の65歳以上の高齢者の方に、既に接種券を送付しましたが、5月24日現在、62.5％に当たる110,088人の方が集団接種の予約をされています。そのうち7月中に接種終了予定の方が79,151人（72％）ですが、問題は既に集団接種の予約を済ませた方のうち、2回目が8月以降の方（21,876人）、2回とも8月以降の方（9,061人）をどれだけ前倒しで接種できるかどうかです。そのためには6月・7月の接種枠の拡大と同時に、高齢者の方々に予約の変更・キャンセルをお願いしなければなりません。

　接種枠の拡大がはかれるのは、個別接種、つまり医療機関による接種が本格化する６月中旬から。残念ながら現在のところ、まだはっきりとした数が見えません。区の予約システムから申し込める医療機関もありますが、予約受付開始は6月1日以降となる予定です。

　予約の変更・キャンセルに関しては、予約代行窓口を8カ所の区施設で7月末まで延長しました。6月中旬には区内約200を超える医療機関での個別接種が本格稼働しますので、8月以降の接種予定者の皆さまに、区ホームページやA-メール等でお知らせしてまいります。

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