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公開日:2021年4月27日 更新日:2021年4月27日
昭和39年の東京オリンピックが開催された頃の足立区の様子を知りたいと、当時の区報(「区のお知らせ」と称していました)を読んでいます。その中に度々見かけるのが「新生活運動」という言葉です。例えば「オリンピックを控え、新生活運動など、区民の方々の協力を得て活発な運動が展開されています」という風に。
疑問に思い調べてみると、新生活運動とは、「戦後の混乱した時期を乗り越え、合理性、快適性を追求し、人間性を土台とし、新しい生活を築き、住みよい豊かな町を創る」ことを目的に昭和35年に設置された「足立区新生活運動推進委員会」が主体になって展開されたとのこと。区内にいくつもの実践地区が設けられ、女性を中心に「生活学校」も誕生しました。
現在でも続いている「花いっぱいコンクール」も、この運動が契機となっています。他にも生活の合理化の推進として「香典返しの廃止」(へえ~)、「紙門松の配布」(今でも町会・自治会などで配布しているところがありますね)などの項目が上がっています。この委員会は「あしたの足立をつくる区民協議会」へと変化し、ピリオドが打たれたのは平成21年3月のことでした。
当時活躍された方もまだ区内にいらっしゃると思います。一度、当時の雰囲気やご苦労を伺ってみたいと思います。ご存知の方はお知らせください。
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