公開日：2021年4月21日　更新日：2021年4月21日

春は千住

　千住にまつわるトピックを二つお届けします。

　一つ目は、千住の琳派絵師である村越向栄の掛軸が、4月24日（土曜日）から25日（日曜日）に千住の「仲町の家」へ里帰りする話題です。「里帰り」の意味ですが、もともとこの掛軸は「仲町の家」の持ち主の石出家からご寄贈いただいたもの。本来のあるべき場所に戻った姿をご覧いただく、またとない機会です。

　一緒に屏風の展示もありますが、こちらはレプリカです。作品が日焼けする等の問題が生じる危険があるため、大変残念ではありますが、本物の展示は断念しました。
※新型コロナウイルス感染症の対策により延期される場合があります。

　二つ目は4月24日（土曜日）から始まる「御宿場印」の話題です。
　御朱印や御城印にヒントを得た足立成和信用金庫さんの発案で、千住や他の宿場町の来街者を増やそうとの目的で実現した企画です。それぞれの自治体等が日光道中などの宿場の「御宿場印」を作成しました。

　「千住宿」の文字は江戸時代に書かれた古文書からとったもの。「御宿場印」は紙に印刷されたもののみ発売されますが、この紙の下地には当時の千住大橋を渡る日光社参の行列が印刷されたなかなかの出来栄えです。価格は300円で、「千住街の駅（足立区千住3-69　火曜日定休）」でお求めいただけます。

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