公開日：2021年4月14日　更新日：2021年4月14日

今できる一歩を踏み出そう

　コロナ、コロナで活動を自粛や停止せざるを得ない団体が数多くあります。庁内の様々な事業やイベントも同様です。けれどもその中で、できることはないかと模索し、知恵を絞って一歩を踏み出したという好例をご紹介します。

　足立区民生・児童委員協議会の取り組みがそれです。コロナ禍にあって、気になる方がいらしても通常の訪問活動が一切できず、電話を掛けようにも、留守番電話がセットされているお宅が多かったり、詐欺と誤解されたりと、悶々とされていたそうです。

　そこで実行したのが「往復はがき作戦（私が勝手に名前をつけました）」。区内500人余の民生・児童委員に10枚ずつ往復はがきを配付し、民生・児童委員が平素特に気になる方々にメッセージを添えて投かんしたそうです。数日たつと、近況を記した返信はがきが届き、しかも文末には「ありがとう」の言葉が。感動がこみあげ、やってみて本当に良かったと思った瞬間だったといいます。

　ワクチン供給が思うに任せず、区の接種も5月15日からのスタートとなりました。大手を振って街を歩けるようになるのは、まだまだ先のことになりそうです。特に独居高齢者やひとり親世帯などの皆さまが、孤独や不安に押しつぶされないよう、諸団体や大勢の方々がお力添えくださり、大変心強く、感謝申し上げます。

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