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公開日:2021年4月6日 更新日:2021年4月6日
痛ましい児童虐待のニュースが後を絶ちません。虐待に当たるケースは様々ですが、区内の関係機関に寄せられる相談件数のうち、最も多いのは「心理的虐待」です。
心理的虐待とは、「児童に暴力的な言葉を浴びせる」「無視する」「きょうだい間の極端な差別」などを言いますが、子どもの前での配偶者への暴言、暴力、つまり夫婦げんかも、それを目撃した子どもに心理的外傷を与える心理的虐待にあたります。
「こども支援センターげんき」のパンフレットには(福井大学の友田明美先生の著書からの引用)、幼少期に心理的虐待を見聞きして育った場合、脳の「舌状回」という部分の容積が正常な場合と比べて約6%小さくなっていることが紹介されています。この部位が縮むことで、「相手の表情をうまく読み取れなくなる」「対人関係や感情コントロールに支障が出る」といわれており、不登校やうつの原因になることも。
夫婦げんかを目撃した子どもは「僕(私)のせいでけんかしているのかな・・・」等と考え、「自分なんて必要ない」と思ってしまうこともあるのです。
私にもそんな子どもの頃の経験があるので、このパンフレットを見て他人事とは思えませんでした。身体的な虐待よりも、むしろ罵倒や脅しなどの言葉によるDVの方が、子どもの脳への影響が大きいことは忘れてはならないと思います。
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