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公開日:2020年10月20日 更新日:2020年10月20日

この時期の縁起物の工房が区内に

 熊手を作る「熊手工房はしもと(足立区本木)」の新聞記事を見つけて、毎年家族そろって「酉の市」に熊手を買いに出かけていたことを懐かしく思い出しました。

 現在も本木には3軒の工房があるそうですが、かつては熊手を飾る張り子を作る内職業が周辺に点在していたため、最大時には工房が13軒もあったといいます。「はしもと」さんでは例年、大小合わせて約7千本もの熊手を作られるそうですが、もちろんすべて職人さんの手作り。飾りつけの配置を変えるなどして、一つとして同じものはないそうです。

 売れ筋はコンパクトな「六寸の小判」(縦約18センチ)で、価格は2万円から3万円程度。また柄のついていない置物タイプも人気とか。特に今年は悪疫退散の「アマビエ」の飾りが付いた熊手に注目が集まりそうですね。

 一つ気がかりなのは昔耳にした「毎年少しずつ大きいものに買い替える」という話。真偽を工房に伺ったところ「まったくのウソ。熊手に限らず、縁起物にはいわれのないことが伝説のように伝えられていることがよくある」とのことで、胸をなでおろしました。

 今年の酉の市は11月2日(月曜日)、14日(土曜日)、26日(木曜日)と三の酉まで。3密が気になるところですが、対策は万全に。

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