公開日：2020年7月22日　更新日：2020年7月22日

恥ずかしくはありませんか？

　あるタクシーの運転手さんから伺った話です。ほろ酔い加減の3人のお客さんを乗せると、助手席に座った男性はマスクなし。後ろを振り向く姿勢で後部座席のお仲間と大声でおしゃべり。その際、つばが運転手さん左腕に何度も飛ぶので我慢も限界と「恐れ入りますが、マスクを着用していただけますか？」と話したところ、助手席の男性がブチ切れて、罵詈雑言（ばりぞうごん）を浴びせられた挙句、料金まで踏み倒されてしまったそうです。

　「会社や東京タクシーセンターに通報されると、それだけで職を失うのが私たちの仕事。どんなに理不尽な思いをしても、運転手は耐えるしかないのでしょうか」と。

　酔って気持ちが大きくなったとはいえ、許される行為ではありません。服装はきちんとした、会社員風のグループだったそうです（顔は車内カメラに残っているでしょうね）。

　接待を伴う飲食店での感染が問題視されていますが、問題はお客側にもあることを忘れてはいけないと思います。繁華街の様子を聞くと、「酔った帰りの人はほとんどマスクをつけていない」と、これも複数のタクシーの運転手さんの話。確かに不安やストレスフルな毎日ではありますが、だからこそ、言動や振る舞いには特に注意したいものです。

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