公開日：2020年5月11日　更新日：2020年5月11日

PCR検査、足立区の実態

　「PCR検査ができないのは足立区だけだ」「いつPCRセンターができるのですか？」という区民の声を多数いただいています。テレビ番組などで23区のPCRセンター設置状況が一表にして示され、足立区はいまだ検討中とあるのをご覧になっての「声」だと思います。

　テレビ番組ではとかく「PCR検査」イコール「PCRセンター」という画一的な扱いですが、PCR検査を行うのはセンターばかりではありません。足立区では4月13日（月曜日）以降、複数の区内感染症診療協力医療機関の絶大なご尽力により、PCRの検査体制は徐々に整い、現在は4月当初の約4倍の検査を実施し、足立保健所が必要と判断した方々のPCR検査はすべて可能な状況です。

　検査の結果、陽性と判定された方は都のあっ旋により感染症指定医療機関に入院、軽症の方はホテルで宿泊療養というように流れがしっかりできています。また、陽性と判明する前ではあっても、医師が要入院と判断した場合のベッド確保にも区内医療機関にご協力いただいており、今後そうした医療現場に対し、区として独自の財政支援を実施する方向で検討に入っています。

　PCRセンター設置は、他区と同様に医師会への委託事業として実施するわけですが、現在5月17日（日曜日）の立ち上げに向けた準備が鋭意進められています。

　区内のPCR検査の陽性率のピークは4月当初で、ほぼ30％でしたが、現在は約5％と、区民の皆様のご協力による外出自粛の効果が表れていると考えられます。

　しかしまだ油断は禁物です。3月の3連休のゆるみがその後の拡大の原因とも言われました。医療現場をしっかり支え、区民の皆様の安心につなげてまいります。

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