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公開日:2020年2月10日 更新日:2020年2月10日

ようやく日の目を見る桜

 2010年に足立区からアメリカのシンシナティ市に寄贈した五色桜7種10本は、これまで政府の樹木検疫所で保管されてきましたが、菌の熱処理の結果、2品種が検疫をクリアし、今秋いよいよ植樹されるという嬉しいニュースが飛び込んできました。10年の時を経て、ようやく足立の桜が日の目を見るわけです。

 2010年にシンシナティで開催された「日本のチョウチョ展」の準備のために来日された安藤桃貴子フリーマンさんが、「尾崎行雄東京市長からアメリカに桜を贈呈する際に、尽力したのが私の曾祖父、三好學(みよしまなぶ)博士です」と話されたことに端を発し、同展開催を記念し区が五色桜10本の穂木を市に贈呈することになったのです。

 当時シンシナティに穂木をもって渡米した「江北村の歴史を伝える会」の浅香孝子会長は、「ワシントンD.C.のポトマック河畔に咲く桜は、足立区江北から届けられたことを全国に知ってもらいたい」と、「区民桜親善大使」としても活躍されています。

 植物の検疫は厳しいとは聞いていましたが、10年とは驚きました。残りの5品種も検疫を受けているとのことですから、近く植樹されることを祈っています。

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