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公開日:2019年9月5日 更新日:2019年9月5日

荒川調節池

 「荒川調節池」を視察してきました。現在ある荒川第一調節池(彩湖)の上流に、第二、第三の調節池の建設が計画されているためです。

 「調節池」とは、川と堤防の間に少し低い「越流堤(えつりゅうてい)」という堤防をつくり、大雨で荒川の水位が上昇した場合、川から水をあふれださせて越流堤と堤防の間にため込む池のことで、下流へ流れる水の量を減らすための「装置」です。全長約8キロ、調節容量3900万立方メートルの荒川第一調節池は、平成15年に完成しました。過去に洪水が発生し実際に水がため込まれたのは、まだ建設途中の平成11年と、平成19年の2回とのことです。

 近年多発している大規模水害に備えて計画されている第二、第三の調整池の予定地は、現在、ゴルフ場や田んぼとして活用されている土地もあり、所有者との折衝はこれからです。完成の暁には、荒川下流域の水位を最大約80センチ低くする機能を有し、足立区をはじめ下流域にとって大きな効果があるとともに、調節池周辺の洪水の危険性も格段に低く抑えることができる、とも聞きました。

 国と都が進める大きなプロジェクトですので、しっかり予算を確保していただけるように、都内の荒川下流沿川自治体合同で、国や都に対して要望活動を行う予定です。工事期間は今後13年の予定ですから、今日明日に危険が回避されるわけではありませんが、未来に備えて、どうしても必要な施設と考えています。

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