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公開日:2019年7月24日 更新日:2019年7月24日

足立区でもICT教育が本格導入

 小学校の英語の教科化やプログラミング教育など、新たな学習指導要領に対応するため、9月中に全小・中学校にタブレットや大型ディスプレイを整備し、10月から全面的な活用が始まります。

 授業といえばチョークで黒板に板書が定番だった時代から、タブレットとディスプレイを無線LANでつないで映像を自由に投影する時代へと変化が進んでいます。

 タブレットに搭載された授業支援ソフトを活用すると、例えば体育の跳び箱の授業では、飛んでいる子どものフォームを撮影し、模範となるフォームと重ねることで、改善点が本人にも一目瞭然となるわけです。
 また「英語カード」というアプリを使えば、イラスト付きのカードを文法に沿って並べ替え、作成した英文の音声を再生することができるため、「書く」と「聞く」が一緒に学べる一石二鳥の効果が期待できます。

 授業の可能性は広がりますが、問題はいかに機器を使いこなせるか、つまり教師側の指導力向上にあります。そのためICT(情報通信技術)支援員を各校へ週1回派遣し、操作技術のブラッシュアップを図っていくとともに、研修会などを通じて授業支援ソフトの活用アイデアや工夫について情報交換し、より魅力的な授業につなげていきます。

 かつてパソコンが導入された当初は、中には埃をかぶっていた学校もあったように聞いています。同じ轍(てつ)を踏むことのないよう、担当者も準備を怠らず頑張っています。

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