公開日：2018年9月7日　更新日：2018年9月7日

千住地域、初の深井戸が

　区内4カ所目になる「深井戸」が「千住龍田町防災ひろば」に整備され、そのお披露目式が9月1日に行われました。

　「深井戸」の正式名称は「災害用深井戸（震災時多機能型深層無限水利）」。無限とあるように、地下約220メートルの深さから豊富な深層地下水をくみ上げるため、その水量は最大で毎分約2,000リットル。自家発電設備の燃料さえあれば、ほぼ無限に使用できる機能を有しています。

　区内には、西新井消防署大師前出張所、区立本木小学校、区立関原中央公園に東京消防庁が整備した3つの深井戸がありますが、千住の木造密集地域の防災力強化のため、区が独自に整備を行いました。火災発生時には消火活動に貢献するとともに、震災時には、生活用水としても活用可能な優れものです。千住地域には常東地域にもう一カ所、来年中に整備する予定です。

　いくら機能が優れていても、いざという時、活用できなくては意味がありません。地元消防団や周辺町会・自治会の皆様には、日々の訓練にこの「深井戸」を取り入れ、安心の一助としていただきたいと思います。お披露目式では、地元町会の区民消火隊や地域2校の中学生消火隊のメンバーが、日ごろの訓練の成果を発揮し、大きな拍手を浴びていました。頼もしい存在です。

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