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公開日:2017年1月30日 更新日:2017年1月30日

「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に!

鹿沼秋まつり・お囃子の競演

【鹿沼秋まつり・大迫力のお囃子の競演】

 昨年12月に、足立区の友好自治体・鹿沼市にある今宮神社(いまみやじんじゃ)の祭りで、市内を運行する屋台行事が、国内33件の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産(※)に登録されました。

 毎年10月上旬、氏子たちの間で江戸時代から継承されてきた27台の優美な彫刻屋台が市内へ繰り出します。各屋台では運行技術(交差点で屋台を回転させるのが見どころの一つといいます)や彫刻の出来栄え、お囃子(はやし)などを競い合い、祭りの熱狂は頂点に達するそうです。と、伝聞調になるのは、これまでお祭りの日程が「あだち区民まつり」と重なっていたため、私自身は一度も拝見したことがないからです。

 このお祭り、以前は「鹿沼ぶっつけ秋祭り」という名称でした。初めて耳にしたときは屋台と屋台をぶつけ合うものとばかり思い込み、「高価な屋台(ものによっては数億円)を、なんと大胆な!」と変な感心をしていましたが、実は「ぶっつけ」合うのは彫刻屋台ではなくお囃子でした。

 1つの交差点に5、6台の屋台が集結し、そこで屋台ごとにお囃子が始まるわけですが、他の屋台の演奏につられることなく、リズムや音程を狂わせずに演奏することが求められます。音と音がぶつかることから「ぶっつけ」の名がついたそうですが、私と同じような誤解をする方が多い(と聞いてちょっと安心しました)ため、昨年から「鹿沼秋まつり」に改称されたと聞きました。

 登録後初となる今年の秋祭りは、さぞ多くの人でにぎわうことでしょう。

※ユネスコ無形文化遺産:芸能、祭礼、伝統工芸など無形の文化遺産を国際水準で保護していくためにユネスコ(国連教育科学文化機関)が行なっている取り組み。歌舞伎、和食、和紙なども登録されており、今回の山・鉾(ほこ)・屋台行事を含め日本からの登録数は21件になる。

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