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公開日:2026年10月19日 更新日:2026年10月19日
令和8年9月19日(土曜日)にスタートした郷土博物館の40周年特別企画「新版 広重目線」。出だしこそ台風25号の影響を受けることになりましたが、台風一過の9月22日(火曜日・休日)と9月23日(水曜日・祝日)には、駐車場に入庫待ちの車の列ができるほど盛況となりました。
開催のタイミングには間に合いませんでしたが、図録も10月20日(火曜日)に発売予定です。ご予約いただいた方には郵送でお届けいたしますので、是非お求めください(お値段は税込1,000円)。私もゲラ刷りを何度も読み返しましたが、広重の構想の意味を知っているのと知らないのとでは、作品を鑑賞する面白さが格段に違ってくることに気づきました。
今回の展示では作品解説も充実しています。単に収蔵作品を並べてモチーフを説明するのではなく、学芸員が一作、一作、広重の描いた場所の古地図を紐解き、描かれている場所を特定し、地図上の地形と作品に描かれている地形との違いから、その狙いを考察し解説しています。
例えば「四ツ木通用水引ふね」という作品ですが、地図上の用水はほぼ直線なのに対し、広重の作品では大きく蛇行しています。その理由は、縦長の短い空間に、多数の名所を入れ込むための仕掛けと考察しました。単なる地図に終わらない、名所の魅力を引き出すための工夫だとか。
「引ふね」というのは、用水沿いの景観を楽しむための乗り物。船頭さんがふねを漕ぐのではなく、岸辺から縄を引いてふねを引っ張っていたのです。それが「曳舟川(ひきふねがわ)」の名の由来です。何とも優雅な時代だったのですね。
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