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公開日:2026年9月14日 更新日:2026年9月14日

電子展覧会「三人の広重と歌川派の世界」(その2)

 明治5(1872)年ごろ、ある動物の飼育が大流行したそうですが、その動物とは一体何でしょう?

 答えは「うさぎ」なんです。明治のはじめ、外国から珍しいうさぎが輸入されたことによって、東京の富裕層を中心に飼育が大流行り。その流行に乗る形で明治6年頃から盛んに発行されたのが「兎絵」と呼ばれる浮世絵でした。令和8年9月19日(土曜日)からの電子展覧会では二代歌川芳艶(よしつや)による「流行兎出会図画」をご紹介しています。

 描かれたうさぎの近くには「水道橋外石丸更紗」「目白竹本大耳」のように、うさぎの柄、特徴、地名が記されています。
 通常のうさぎより、模様や色、耳の形が異なる珍しい品種が人気で、中でも白い毛並みに黒いまだら模様の「黒更紗(くろさらさ)」と呼ばれたうさぎが一番人気を博したそうです。

 名所を描いた浮世絵がお土産品として人気だったように、兎絵も人気を集めました。兎絵は、今でいう人気者の写真やキャラクター漫画のような存在だったようです。

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