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公開日:2026年8月20日 更新日:2026年8月20日

秋の郷土博物館は「新版 広重目線」

 足立区立郷土博物館の自慢の一つが「浮世絵コレクション」の収蔵です。開館当初、「何か目玉を作りたい」と考えていたところ、美術愛好家として名高い松方三郎氏の浮世絵コレクション413点が売りに出されており、それを購入したことがきっかけだったそうです。現在は約1,200点までふくらみました。

 令和8年9月19日(土曜日)からは、葛飾北斎と並ぶ浮世絵の二大巨頭である初代歌川(安藤)広重の企画展、「新版 広重目線」が始まります。開催をお知らせするポスターには、広重晩年の大作「名所江戸百景」の中の「四ツ谷内藤新宿」が登場します。

 この作品は、内藤新宿にあった茶屋や旅籠屋の街並みを、馬をひいて進む馬子と2頭の馬の後ろから覗き見るような描写で描かれており、「近像型構図(ある対象を極端に拡大して描く遠近法の一つ)」という技法だそうです。
 今回のポスターも、街並みの奥行きが十分に感じられるよう、あえてポスターの「広重目線」の文字を小さくしました。

 絵の一番手前に何気なく転がっている丸いもの、これは馬の糞。また、馬のお尻が「これでもか」という大きさで迫ってくる迫力を感じる絵であり、素人目にも、斬新な構図で、江戸時代の作品とは思えません。

 今回の企画展では、広重の大胆な構図から見えてくる作品の魅力を、存分にご堪能いただけます。ぜひお越しください。

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