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公開日:2026年5月11日 更新日:2026年5月11日

足立区の文化財登録について

 区では昭和56年度から、保存の必要がある文化財を登録し、特に重要な文化財を指定する制度を始めました。これにより、現在まで計656件(指定:13件・登録:643件)が指定・登録済みとなりました。文化財の登録は、全て区の文化財保護審議会での学術的な議論を経て決定しています。例年3月、新たに登録された区の文化財を発表しています。令和7年度には、絵画3件、彫刻1件、歴史資料2件、史跡1件の計7件を登録しました。
 
 今回目を引いたのは、史跡として登録された森鴎外旧居「橘井堂跡(きっせいどうあと)」です。明治12年7月、森鴎外の父である静男が千住へ転居し、現在の千住一丁目30番3号(昔の都税事務所があった場所で、当時の番地は千住一丁目19番地)に「橘井堂」医院を開業しました(橘井堂とは漢語で「医院」という意味)。その跡地であり、土地の大きさは約300平方メートルもありました。

 鴎外も大学卒業後の明治14年7月から当地に住み、同年10月から父と共に医療活動に従事していました。ドイツ留学期間を除き、明治22年に鴎外が根岸(台東区)へ転居、さらに父の静男が明治25年に千駄木(文京区)へ転居するまで「橘井堂」医院は10年以上続いたといいます。

 鴎外というと、千駄木の団子坂にある文京区立森鴎外記念館をイメージしがちですが、作家としても、医師としても千住が出発点であり、千住は数え年で18歳から28歳という若き日の鴎外の活動拠点でした。

 これまで登録文化財については、「あだち広報」の中の小さい記事で紹介しておりましたが、次回からは内容に応じて写真や簡単な解説を付け、区民の皆様にもお知らせしてまいります。

※「鴎外」の「鴎」の字は、正確には「區」偏と「鳥」旁です。人名漢字表(法務省)への指定とインターネットの文字表示環境整備で、広く使われるようになりましたが、ここでは閲覧の便宜性のため「鴎」の字を用いています。
※文化財名称も正確には「區」偏と「鳥」旁の字を用いています。

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