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公開日:2018年12月18日 更新日:2023年7月26日

歌川豊国(うたがわとよくに)

明和6(1769)年から文政8(1825)年。江戸芝神明前の木彫人形師の子で、姓は倉橋氏、俗称は熊吉といい、一陽斎(いちようさい)と号しました。

歌川豊春(うたがわとよはる)に学び、美人画を描きました。後に鳥居清長(とりいきよなが)や喜多川歌麿(きたがわうたまろ)などの画風をとりいれ、寛政中期にかけて美人風俗画を描きました。また、その頃から勝川春英(かつかわはるひで)の画風をとりいれて役者絵を描き出し、役者の似顔絵を得意とし、舞台上の役者を客観的に表現して大衆の好みに合わせて描きました。

美人画も文化・文政期(1804から30)のあだな女性美を描きました。錦絵のほかに絵本・合巻の挿絵、肉筆画にも優れていました。


市川団十郎


三美人 雪


(梅下二美人)


坂東三津五郎 しのぶうり


中村歌右衛門 玉や新兵衛

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