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公開日:2018年12月18日 更新日:2018年12月18日

戦争を語るモノ

太平洋戦争は足立区域にも大きな影響をおよぼしました。徴兵や学童疎開などの人的な影響にとどまらず、高射砲陣地の建設など、土地に戦争の痕跡を刻むことになりました。

郷土博物館には戦争に関わる様々な資料が保存されています。例えば民間人の着用するもので、戦時中の日常着・礼服として制定され使用された国民服、落下物等から頭部を保護する鉄兜や防空頭巾などがあります。また、毒ガス攻撃を想定して購入・配布された防毒面や、木で銃の形に作られた木銃は、戦時下における訓練用の際に使用されたものでした。白の晒布に1000人の女性が赤い糸を1針ずつ縫いつけた千人針は、戦場での弾薬除けを祈願したもので、戦地に行く際に親類などから兵士に贈られたものです。

また博物館には「弾薬筒収容箱」と書かれた大きな木箱が保存されています。これは西保木間2、3丁目にまたがる地域にあった高射砲陣地で使用されていたものです。高射砲陣地とは、東京を空襲から守るために作られたもので、敵機を撃墜する高射砲を備えた陣地であり、足立区域にもいくつか作られました。


戦争関係の資料


木銃


弾薬筒収容箱


弾薬筒収容箱

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