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公開日:2018年12月18日 更新日:2024年11月11日
お化け煙突は千住火力発電所の4本の煙突で、上から見ると、ひし形に配置されていたために見る場所により1本にも2本にも、さらに3本にも見えました。1本に見えるのは千住の旧区役所(現あだち産業芸術プラザ)方向と本木一丁目27番南側の荒川左岸(北側)の2方向でした。
発電所は、現在の千住桜木一丁目13番北側の荒川(現隅田川)左岸に大正15(1926)年1月に建設され、煙突の高さは83.82メートルあり、レンガでできていました。その後、昭和30年代に周囲を鋼板で補強しました。しかし、老朽化と効率化のため昭和38(1963)年に発電所が解散され、翌年秋から解体工事を実施、11月末には完全に姿を消してしまいました。不思議な煙突は、五所平之助監督の映画「煙突の見える場所」(昭和28・1953年)で全国的に知られるようになったほか、漫画や文芸作品にも数多く取り上げられ、親しまれました。
お化け煙突(1本)
お化け煙突(2本)
お化け煙突(3本)
お化け煙突(4本)
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