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公開日:2018年12月18日 更新日:2023年7月26日

菊川英山(きくかわえいざん)

天明7(1787)年から慶応3(1867)年。姓は菊川、名は俊信、通称は大宮万五郎。主に文化期(1804年から1818年)に活躍し、初代歌川豊国(うたがわとよくに)とともに錦絵の美人画界の人気を二分しました。

歌麿(うたまろ)風の描写にならい文化・文政期(1804年から1830年)の艶っぽい風潮と色彩を表現しました。『浮世絵類考』(大田南畝(おおたなんぽ)著、寛政12(1800)年)のなかで「浮世絵美人画中興の祖」と賞賛されています。

英山の美人画の特徴は、すらりとした立ち姿にあり、優美さ、上品さを備えています。また、大判錦絵縦二枚継ぎの掛物絵に全身像を描く美人画も多く残しています。

作品画像(1)
(傘持つ美人)

作品画像(2)
風流忠臣蔵画兄弟 十一段目

作品画像(3)
風流美人絵兄弟 忠臣蔵 七段目

作品画像(4)
風流見立六歌仙 大友黒主

作品画像(5)
風流生花つくし

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