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公開日:2018年12月18日 更新日:2018年12月18日
地口絵紙(じぐちえがみ)とはダジャレの一種である言葉遊びで、ことわざや芝居の台詞、格言等を似た音に置き換えた地口を作り、滑稽な画を描いたものです。江戸時代に始まり、地口絵紙を貼った角型の行灯(地口行灯・じぐちあんどん)を祭りの際に奉納し、神社の参道や鳥居等に飾りました。文化・文政期(1804から30)に流行し、地口のネタ本等も出版されました。俳句や川柳と同じ江戸時代から続く庶民の文芸活動といえるでしょう。
現在都内には吉田絵馬屋(足立区千住)、大嶋屋(荒川区南千住)、びら武(北区滝野川)、国華堂(練馬区貫井)4軒の職人がおり、江戸時代以来のアイデア・ダジャレを今日に伝えています。現在では鎮守の祭礼に飾られることが多いですが、元来は稲荷神社の初午の祭礼に限定して用いられました。
千住の祭りで飾られた地口行灯
店先に飾られた地口行灯
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