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公開日:2018年12月18日 更新日:2018年12月18日

節分(せつぶん)

季節の変わり目に、魔除けの儀式が行なわれます


ヤイカガシ

2月3日の節分は、立春の前日であり、文字通り冬と春との節目をわける日です。

季節の入れ替えとなるこの日には、魔除けの儀式が行われます。東京周辺では、ヤイカガシといってヒイラギと豆殻と呼ぶ大豆の枝をたばにして、そこにイワシの頭を刺したものを加え、門口や戸袋、物置、外便所など出入り口にさして魔除けとしてします。いずれもヒイラギのチクチクとするトゲや常緑樹の持つ力、それにイワシの頭の強い臭いなどが魔を追い払うと考えられています。

また、この日に豆撒きを行うのも一般的です。豆撒きは京都では室町時代に始まり、「鬼は外、福は内」の唱え言もすでに行われていたといいます。現在は社寺で行われることも多く、足立区でも毎年多くの参拝客でにぎわいます。豆以外にも、お菓子や果物など様々なものが撒かれ、千住三丁目の本氷川神社では、日用雑貨などが入った福袋もあります。多くは社寺関係者や氏子総代などが代表して撒きますが、年男や年女が奉仕する場合もあります。豆撒の後に、豆を自分の年の数より一つだけよけいに食べるとよいといわれています。


千住本氷川神社の豆撒き

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