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公開日:2018年12月18日 更新日:2018年12月18日
弘法大師が荒川の岸辺に立つと、葦の葉がその御威光に恐れ入り、風にそよそよなびいていたのをピタリとやめ、ひれ伏しました。そのまま片葉の葦に姿を変えました。
長円寺(千住4丁目)の裏山に住む狐は調子に乗ってだんだん悪さをするようになりました。困った町の人は子福さまとしてお狐様を寺の境内に大切にまつりました。大事にされたお狐様は町全体の守り神となりました。
金蔵寺の本堂
金蔵寺(千住2丁目)にえんま様がまつられています。日光街道沿いのそば屋に毎日そばを食べに来る女の人がいました。「あのきれいな娘はどこの人?」と不思議に思ったそば屋があとをつけてみるとむすめはえんま堂の中へ…。それから、えんま様に願いごとをかなえてもらったお礼にそばをお供えするようになりました。
堀切から牛田の辺に大きな堀がありました。ここでつった魚を持ち帰ろうとすると、「おいてけ~おいてけ~」と地の底からわき出るような不気味な声が…。無理に持ち帰ろうとすると葦のしげみからぬけ出せなくなってしまいます。
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