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公開日:2018年12月18日 更新日:2020年8月8日
足立は江戸時代から水田が多い農業地帯でした。
1955年(昭和30年)ころまでは、広い田があり、東京の米どころとして有名でした。しかし、だんだんと家や道路がふえ、田畑は少なくなっていきました。
都心に近い足立区は、野菜を新せんなまま出荷しやすい場所でした。
家が多くでき農地が少なくなると、せまい土地でもきせつごとに、いろいろな作物がとれる野菜をますます育てるようになりました。
チューリップの栽培
水セリの栽培
おさしみなどにつける「つまもの野菜」の栽培
江戸時代から千住には問屋というほかの店に品物を売る大きな商店も多くありました。とくに今の千住河原町・千住仲町あたりは問屋がたちならんで市場ができ、多くの商人でにぎわい「千住のやっちゃ場」とよばれました。
売り買いされたのは足立やその近くでとれた物で、おもに江戸(東京)の都心部に売られていきました。
千住河原町の市場
都心に近い足立では、材料やできた品物を運ぶのにべんりであったこと、家のそばに工場をつくる場所があったことなどから、すき返し紙やレンガ作りなどの産業がとてもさかんになりました。
すき返し紙づくり
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