ホーム > 文化・スポーツ > 足立区立郷土博物館トップページ > 足立を学ぶ|足立区立郷土博物館 > 幕末の戦い―新選組と彰義隊―
ここから本文です。
公開日:2018年12月18日 更新日:2020年8月8日
明治時代はじめの年、1868年(明治元年)、江戸幕府と京都でできた新しいせいふの間で戊辰戦争(ぼしんせんそう)が起こりました。
京都で活やくした新選組は、江戸を守るため今の山梨県で官軍とたたかいましたが、負けて江戸にもどりました。しかし、隊長の近藤勇(こんどういさみ)と副隊長の土方歳三(ひじかたとしぞう)は、新選組をつくりなおすため、綾瀬に活動の足場となる場所を作りました。ここで新選組の人数を48人から227人にふやし、今の千葉県流山市に向かいました。
★新撰組(しんせんぐみ):江戸時代の終わりごろに、江戸幕府をたおそうと活動する人々の取りしまりを行った組
★官軍(かんぐん):新せいふのぐんたい
近藤勇(こんどういさみ)の写真
新選組(しんせんぐみ)の基地となった綾瀬(あやせ)の家
新選組と同じように幕府を守ろうとしたのが彰義隊(しょうぎたい)です。
彰義隊の活動の中心だった上野の山で官軍とたたかいましたが負けました。そしてたくさんの隊士が官軍につかまらないようににげ出しました。
中には足立区を通って北ににげる人がいましたが、当時の足立の人々は、にげる隊士たちの道あんないをしたりしました。今でもあちこちに彰義隊士を家にとめてあげたり、食べ物をあげたりして、にげるのを助けたという昔話がつたわっています。
★上野の山(うえののやま):今の上野公園
彰義隊と官軍の戦いを描いた絵
お問い合わせ