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公開日:2024年5月22日 更新日:2024年6月6日

働くにワケあり

足立道具店 一戸樹人さん

一戸さん切り抜き

私が足立区で働くのにはワケがあります

「足立道具店」は、町工場が多い足立区の技術力を生かして、製品からパッケージまですべてを足立区でつくる暮らしの道具のブランドです。自分は町工場の技術に、デザインをプラスしてプロデュースする部分を担当しています。

足立工具店の商品

職人さんにめちゃめちゃ良くしてもらって

学生時代にインターンとして「足立道具店」を企画するデザイン会社で働いたのですが(のちに就職)、自分は外から来た人間なのに、足立区の職人さんたちがめちゃめちゃ良くしてくださって、感動しました。それに対して自分ができるのは、デザインをプラスした製品をつくることだと思って。この人たちじゃなければ、足立道具店にこれほど熱が入ってなかったかもしれないです(笑)。

足立区のたくさんの工場を訪れましたが、工場を見てると楽しいんです。この工場でつくられているこの部品がないとこのスマホは、あるいはこの冷蔵庫はできない。でも、ふだんの暮らしの中ではそれは見えない。その見えない部分を製品にして見せることで、職人の技術が伝わっていくのではないか、と考えています。

職人さんと一戸さん

足立区のものづくりは、あらゆるものが揃うのが特徴です。金属加工はもちろん、樹脂、革、紙(印刷、パッケージ、箔押し、パズルなど)、布、木、建築系・・・何でも区内で見つかるので、企画からやるには向いていると思います。ネットワークもできていて、「足立区がひとつの大きな工場」のよう。足立道具店がその、ものづくりのハブになれたらいいなと思います。

7ライン使える北千住に彼女を勧誘中!

最近結婚して、彼女の職場が恵比寿なので、今はアクセスのよい池袋駅近くに住んでいます。池袋は8ラインあるけど、足立区の北千住も7ライン(※)使えて悪くないよって彼女を勧誘中です(笑)。最初はめっちゃ断られてましたけど、彼女は飲むのが好きなので、連れて来るうちに少しその気になってくれてるかも。

(※)直通の半蔵門線を含む

一戸さんの写真

今、住んでいる池袋東口エリアはチェーン店が多くて開拓する楽しさがないのですが、足立区は知り合いが多くて、人づてでも「ここ美味しいよ」と教えてもらうことも多く楽しいです。足立区は、食べ物屋が多いのがいい。昔からやっている飲食店も多いし、家賃も安いので、若い人も飲食店をはじめやすいのではないでしょうか。個人店は、店員さんとの会話も楽しい。同じお金を払うなら、個人店に払いたいなと自分は思います。

足立区はちょうどいい田舎感があると思います。池袋は疲れて帰ってきてめちゃめちゃ賑わってるのが疲れます。飲みに来て、騒いで、帰っていく、そういうまち。足立区は落ち着いているし、荒川があるのもいい。自転車で川を渡るのが好きですし、川沿いを走るのも楽しい。そういう風景があるまちは、ほかにあまりないですよね。

あと、友達と話すとき、足立区はいい感じのポジションだと思います(笑)。渋谷にいい店あるよ、って言ってもウケないし、店の入れ替わりも激しい。足立区にいい店あるよ、足立いいよっていうのは話題にしやすい。トークがとれるんです(笑)。

 

プロフィール:いちのへみきと

伊勢原市出身。2020年から足立区のデザイン会社「カブデザイン」に勤務。同社が手がける「足立道具店」主担当。仕事は、プロダクトデザインからグラフィックデザイン、イラストまで、幅広い。

撮影:加藤有紀

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