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公開日:2021年1月22日 更新日:2022年12月22日

【つもる話がとまらない!】高齢者巡回パトロール

梅田東町自治会

梅田東町自治会の皆さん

絶対、高齢者を孤立させない

「外出自粛が続いている今こそ、高齢者の見守りが必要だ」。

高齢者の孤立という課題に向き合い、見守りを通じて、住み慣れた地域で安心して生活できる取り組みを行っている「梅田東町自治会見守会」。

結成のきっかけは、区の事業「孤立ゼロプロジェクト」の一環で、自治会役員が高齢者宅を訪問し、「世間話をする頻度」「困りごとの相談相手」などの調査を行ったこと。その時、参加者から「せっかく顔見知りになれた独居高齢者と関わりを継続したい」という声があり、副会長の渡辺淳三さんが「じゃあ見守り活動をスタートしよう」と立ち上がった。

見守り活動は年4回。70歳以上の独居高齢者のお宅を訪問し、巡回パトロールを行っている。それ以外にも、敬老の日に赤飯を配るなどの活動を展開し、高齢者と地域のつながりを作ってきた。そしてコロナ禍で、区内でいち早く活動を再開できるように熱い思いを持っていたのが渡辺さん。

会長の山下政泰さんは「今年はコロナの影響で、ラジオ体操や子供祭りなどやりたかった自治会の行事が何もできていない。せめて見守り活動だけでもやりたかった。当初予定していた3月は中止、6月は延期となり、ようやく7月に実施することができてよかった」。

互いにつながっている、頼れる人がいる安心感

見守り活動には、自治会メンバー、地域包括支援センター職員、ふれあいポリス(西新井警察署)と区職員が参加している。

参加者を5班に分け、約40世帯を訪問する。そのうちの1班には高齢者の身近で発生する犯罪などへの対策を啓発するため、ふれあいポリスが同行している。

訪問時には、あらかじめ決めておいた伝えること、例えば、暑い時期だと、1.エアコンを使っているか 2.こまめに水分を取っているかなど確認をしている。

見守り活動

日常会話が貴重な情報源

「段差につまずいて頭を打って病院に行った」「息子が定期的に会いに来てくれている」など自治会メンバーの訪問に話が止まらない。顔なじみの訪問にほっとし、自然と笑顔になり、「次いつくるの」と、来訪をすごく楽しみにしている人も。

訪問後は、見守り活動の参加者で情報が共有され、少し心配だと感じる人がいれば、後日、地域包括支援センターの職員が様子を見に行くことになっている。

見守り活動

さらなる活動の継続を

この地域の人は道路で会っても、見回りしているときもざっくばらんに話す。地域の顔見知りが増えることで、つながりができ、何かあっても安心できる環境がある。

あらゆる機会に、見守りながら地域で支える。つながりがあれば、日々の生活が豊かになるだけではなく、災害時の支援体制などの強化にもつながる。だから、つながりで支え合える地域作りが大事。

「俺も年だからな。この活動が継続できるように後世に引き継いでいきたい」と渡辺さんは意気込む。

写真:(左)副会長の渡辺 淳三さん(右)会長の山下 政泰さん

 

DATA:梅田東町自治会

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