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公開日:2021年3月26日 更新日:2023年1月5日
バレーボール連盟
東和クラブの皆さん
「私たちの思っていた当たり前は、実は当たり前なんかじゃなく、とても価値のあることで、それに気づかず毎日を過ごしていたんだと気づいた」。バレーボール連盟に所属している駒田美智子さんは、コロナ禍に直面した当初の気持ちをそう話す。
1回目の緊急事態宣言後、おうち時間が増えた。大好きなバレーボールもできず、外出を控えて過ごす生活に戸惑いもあった。おうち時間の楽しみ方や暮らしの工夫など、ポジティブな情報も多く得る中、足立区体育協会からの呼びかけがあった。
区内の様々な競技団体が加盟している足立区体育協会では、コロナ禍で自分たちに何かできることはないかと考え、マスク不足解消の一助になればと、おうち時間を利用した「みんなでマスクを作ろう大作戦!!」を企画した。足立区体育協会は型紙と作り方の説明書を用意し、全36団体に呼び掛け、賛同した9団体が1,050枚もの手作りマスクを作った。中でも、女性会員の多いバレーボール連盟が奮闘。665枚のマスクを作成した。
バレーボール連盟の浅野礼子さん(右)と駒田美智子さん(左)
すべての活動がストップし、予定していた行事や大会が中止に。さらにスポーツカーニバルも開催の見通しが立たず「これからどうなっていくのだろう。どうすればいいだろう」そんな気持ちだったとバレーボール連盟の浅野礼子さんは話す。
そんな時、足立区体育協会から「みんなでマスクを作ろう大作戦!!」の呼びかけがあった。マスク作りなら私たちにもできると思い、すぐに各チームに連絡し、喜んで協力することにした。
浅野さんが作成したマスクは30枚。「初めてのマスク作りだったが、思っていたより簡単にできた」と話す。布は、家にあった手ぬぐいやハンカチを代用。ゴムはストッキングを代用し、すべて手縫いで作った。
「こういう時だからこそ誰かの役に立ちたいという気持ちが、より一層芽生えたのかもしれません。誰かの役に立つことができて楽しかった。すごくいい経験でした」と浅野さん、駒田さんは話す。普段は勝利に向けて活動するエネルギーが、マスク作りに向かった。動き出したらあっという間に広がる力が、バレーボール連盟にはある。
心を込めて作ったマスクは、スポーツカーニバルの協賛団体などに届けられた。マスクを受け取った高齢者施設「ウエルガーデン伊興園」からは、「心温まる物をいただき、大変ありがたい」と感謝の声が寄せられた。
「みんなでマスクを作ろう大作戦!!」は、マスクを寄贈するだけではなく、困っている人がいたら自分のできることでアクションを起こす大切さ、人と人とのつながりの大切さに気づかせてくれた。コロナを乗り越えたら、マスク作りでさらに深まった「ワンチーム」の精神で、これまで以上にチームに活気が生まれるだろう。
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